来たれ、新入部員諸君‼️

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「…っぶねー!生徒会長に見つかるところだったぜ」 彼女は部員其の一。空室の部長本人だ。 「まるで借金取りに追われてるかのような格好ね涼花(すずか)」 「あ、朱里(あかり)っ!お前…」 涼花は両の手で必死に窓の外の外構にしがみついていた。 「涼花。見えてるよ」 朱里は呆れ顔でその方向に指をさす。 「きゃん」 涼花はスカートを手で抑えるとバランスを崩し茂みに落ちる。 2階であれば大怪我ものだが、告の木が上手く生い茂げており擦り傷で済んだのは不幸中の幸い。 「朱里っ!ちょっとこっち来い」 「痛っ…ちょっと引っ張らないでよ!」 二人は校舎裏に消えていった。
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