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「純恋さん、ボクと!つ、つつ、付き合ってくだぁぁ…!」
「あーはいはい、そうゆうのいいから。他でやってくんない?」
涼花は先客の男女を追っ払って朱里と二人切りになる。
「さらばアオハル〜青春の日々よ〜」
「貴女ってホント最低ね」
朱里は心底呆れ果ててため息をついた。
涼花は校舎裏の小屋の屋根によじ登ると胡座をかいて見た目を気にせず座り込んだ。
朱里は小屋の壁にもたれ掛かりどちらが先に言葉を出すか探っていた。
「…貴女まだ続けるつもりなの?」
「当たり前だろ。涼花を取り戻すまで、あの部室は明け渡さないって決めたんだから」
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