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クライマックス2!!
朱里は涼花の最後の一言に気付いていた。
『ずっと一緒だよ朱里』
昔の涼花は私のことをこう呼んでいた。
『あかりん!』『りんちゃんてばー!』
「…涼花は誰なの」
朱里は涼花を家に戻して帰宅してからずっと考えていた。
彰仁でもない、涼花でもない。いつからだろう。
涼花がどんどん壊れていく。
家のインターホンが鳴る。
「…眠ってたんだ。今何時だろ…」
もう一度インターホンが鳴る。
「会いに来たよ。寂しいから。ねぇ、朱里。帰ってるんでしょ?朱里に会いたいよ。ねぇ」
怖い、怖い怖い怖い怖い怖い、怖い、怖い怖い怖い━━━━━━━━━━━━━━━ドン!
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