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コンビニに着くと俺はすぐにユニフォームに着替えて勤怠を押す。
「ギリセーフ…」
あと1分というところで間に合った。
それと入れ替わりで峰田が勤怠を押しに来た。
「お疲れ」
「連勤お疲れーっす」
連勤…か。
もう何日休んでないかな…
シフト表を確認すると今日は夕方も深夜も仕事が入っておらず、明日の早朝まで空欄だった。
「?
何笑ってんすか天田さん」
「??
笑ってたか?」
「ハイっす。
なんか面白いことでも?」
自分の顔に触れてみると確かに口元…口角が上がってた。
壊れたか…な。
「気にすんな。
行くわ。
気ぃつけて帰れよ」
「うぃっす」
俺はバックヤードの冷蔵庫に入り、フランクフルトと中華まんを取ると調理室に向かう。
「おはようございます」
レジにいる朝パートのおばちゃん、田畑さんに挨拶をしてフライヤーの準備をする。
(なんか…暗いなぁ)
天井を見上げるが照明はいつも通り。
俺の目がおかしいのか。
まともに寝たのは何日前だっけ。
まぁ、いいや。
もう手元を見なくても感覚で業務なんてこなせる。
フライヤーの品出しを済ませると今度は外にあるゴミ箱の袋の交換。
それもちゃっちゃと済ませ、外に設置された物置にゴミを捨てる。
嫌でも目に入る廃棄の弁当や惣菜。
まだ食えるのに捨てなければいけない決まりがある。
どのコンビニでもこれは決まっている。
勝手に食ったり、持って帰ろうものならクビになる。
…というのは決まりで、持って帰る奴、食うやつはいくらでもいる。
バレなきゃなんでもあり。
オーナーですら俺の勤務時間を操作してる。
本当にコンビニはブラックだ。
(ま…それでも分かって働いてる俺もイカレてるよな)
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