第11話「守護霊達」

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「ちょっと何するのよ。 生活保護の支給が始まったら支給金が入るのよ。 ちょっと借りようとしただけじゃない」 「そういうお金の貸し借りは絶対ダメだと思います。 どうせ パチンコ代にするんでしょ?」 俺がきつめに言い返すと萩野さんは舌打ちして 「何よう全く…年寄りの趣味にはお金がかかるんだから。 いくらあっても足りないんだから。 若い子はそんなにお金かからないんだから、ちょっとくらい苦労しているお年寄りに恵んでくれてもいいじゃない!」 と、とんでもないことをぶつくさ言いながら 下に降りて帰って行った。 本当 油断も隙もない。 これからも 萩野さんが 東さんに絡まないように注意してみてあげなきゃいけないな。
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