122人が本棚に入れています
本棚に追加
辛い顔1つしない相兒は強いのかな?なんて。
思ったりもするの........................っ。
「.........っ、からかわれて、無視してきた、」
無視はダメだけど、
〝名前〟を呼ばれてないから、とか。
全部ひっくるめて、自分の存在意義って.........
もやりと、ドロドロ黒い雲が心にかかった瞬間。
「ふっ、無視でいーんだよ」
笑いながらも、私を責めない相兒。
それがなんだか、相兒だけが味方みたいで。
「............っ、うぅ、ありがと、相兒、」
廊下にいることも忘れて、
いつの間にか、ポロポロ出てくる涙。
「え、おぃ、高地.........っ、」
相兒がビックリした声をあげたかと思えば。
最初のコメントを投稿しよう!