説明

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【コネクターとは】 ナニカと戦う運命を背負った少女のこと。 この力は、神様から貸し与えられ、次の6つの属性に分かれる。 「天・地・炎・風・水・木」 武器は、自身の希望するものを使用可能。 (刀、槍、杖、弓が一般的) 全てにおいて、力を使いすぎると■■■。 (借金しすぎて自己破産するのと同じイメージ) また、飲まず食わず、寝ずでも生活は可能。 「ちなみに、ゆみだけ武器を持ってないのよね〜。生粋のヒーラーだから」 「へ〜」 「ついでに、さっきさくらちゃんを襲ってきたナニカに関しても説明しておくね」 【ナニカとは】 どこにでも現れる低級〜上級の敵。 ■■■から生まれる。 一般人からしたらかなり危険な存在。 中〜上級のものを倒すと、ポーション(回復薬)がたまにもらえる。 「ドロップって…、まるでソシャゲみたい…」 「さくらちゃん、ご飯できたよ!」 みきがテーブルの上に料理を置く。 さばの味噌煮に似たものと、ほうれん草らしきもののごま(?)和え、海苔の佃煮らしきものがのった白米(?)が献立のようだ。 サバと白米からは湯気が立っている。 「はい、遠慮せずにどうぞ」 「あ…、いただきます」 「召し上がれ〜」 箸を手に取り、まずはほうれん草のごま和え(ということにしておこう)を食べる。 「…っ!!」 さくらはびっくりしたように目を見開く。なんとも言えない表情をしてから、我に返ったように普通の顔になる。 「どう…?」 みきが、心配しているかのような感じで、さくらのことを見ている。 「と、とっても美味しい…。お母さんの味とは違うけど、美味しい…」 お世辞ではなく、本当に美味しいのだ。少し加えてある辛子がいい具合にアクセントになっているようだ。 「良かったぁ…」 みきはこの反応に安心したようだ。ほうっと、息を漏らす。 「ごちそうさまでした!!」 「お粗末様でした〜」 結局、あっという間にさくらは全て食べてしまった。 「食べるの早いのね…わたし、これだけあれば半年持ちそうなんだけど…」 ゆみが驚いた表情でさくらのお皿をじっと見ている。 「それは食べなさすぎでしょ…」 それにしほは半ば呆れ気味だ。 「も〜無理。満腹。美味しいからついつい食べちゃった。こんな言葉ないけど腹20分くらい」 「「え…」」 さくらの今の言葉に、しほとみき、ゆみの表情が固くなる。 「ねぇ、みき。これって、普通の人の一食分の量よね。ダイエットしているときの」 「うん。調理学校で分量に関してはこう習ったけど…。ゆーちゃん、ちょっといいかしら」 「ええ、今からいつでもできるわ」 しほとゆみ、みきがこそこそ話を始める。と思うと、ゆみがいきなり呪文のようなものを唱えだした。 「●●●●●●…はあっ!!」 別の場所で他愛もない話をしていたあおいとあかりもゆみの方に注目しだした。 途端に、空気がざわつき始める。 「な…っ。なに、これ…」 と、すぐに緑色の霧のようなものがさくらの周りに集まり始めた。 「え…、これ何…?霧…?」 そういったかと思うと、その霧はふっと消えてなくなった。 「やっぱり…。あかり、これ確実よね」 ゆみが、あかりの方に真剣な眼差しを向ける。ふたりとも、何かを悟ったような目をしていた。 「…、ええ。ねえ、さくらちゃん」 「はい?」 「突然だけど、私達と一緒に、戦ってくれないかしら?」 「…え?」
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