第一話

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「3年も同じクラスだといいな?ね?園田さん」 「…3年は、クラス替えあるの?」 「あるよ。進学組の中では、大まかに言えば文系と理系で別れるし、就職組もあるしね。園田さんは、進路どうするの?」 なるほど…3年はクラス替えがあるのか。 ふーむ。ぼちぼち、本腰入れて受験勉強をしないとならないな。僕は天文学を学びたいから頑張らないと! 「園田さん?聞いてる?」 「あ、うん…進路の事だよね?一応、決めてはいるんだけど…」 「何か、悩みでもあるの?俺で良ければ相談に乗るよ?」 沢村くんは優しいんだよな。見た目はクールなんだけどね。このギャップが堪らなくいいんだよね。 だけど、その手には乗らないよ。僕は、これ以上、好きにならないようにしないと! 「悩みは無いの。ただ…頑張らないといけないなって思っていただけで…」
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