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 リビングのテーブルから椅子を引き出し、深い溜息を吐き出しながら、腰かけて、紙袋を開ける。  そこに入っていたのは、朝顔模様の絞りの手ぬぐい。新品ではないその手ぬぐいからは、あの人の匂いが感じられた。  私は、自身の沈み込んでいた感情が浮かんでくると同時に、なぜ?という思いが湧いてくることを止めることが出来なった。
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