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しかし、そこで新事実が判明する。
キッチン周りに残されたカップ麺やコンビニ弁当の容器の数々…。
シンクに溜まった洗い物。
そう。
翔平は、社会人になってから一人暮らしをしているというのに、料理や家事ができないのだ。
仕事終わりのスーツ姿や、デートのときにはきれいめな服を着てくるものだから、てっきり身の回りのことはきちんとできる人だと勝手に思い込んでいた。
ちょっとくらい自分でやりなさいと思いつつも、わたしは料理や家事が嫌いというわけではない。
だから、散らかっている部屋を見ると、どうしても1人で片付けてしまいたくなる。
それに、翔平も喜んでくれるから俄然やる気が出てしまうのだ。
「陽葵、いつも片付けしてくれて助かるよ!それに、今日のメシもうまそうだな!」
翔平が笑顔だと、わたしもうれしい。
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