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「…昨日からずっと奈々を抱きたくて仕方がなかった。今日はちゃんと用意したから、最後までしたい…」
熱のこもった瞳で見つめられながら、直球で“抱きたい”と言われ、身体の奥が強く疼いた。
私が頷くと、健さんはそれを待っていたかのように、私に深く口付けてきた。我慢していたものを解放するかのように、何度も口付ける。そのうち、健さんの舌が私の口内に入り、舌を絡ませようとしてきた。
「んっ…ふぅ…」
思わず漏れた声に、健さんは一度口を離すと、
「可愛すぎだろ…」
と呟き、再び舌を絡ませながら、私の身体のラインをゆっくりとなぞるように優しく触れた。
その後、ブラジャーのホックを外し、器用に取り去ると、露わになった片方を揉みながら、唇を首筋から鎖骨、そしてもう片方の膨らみへとゆっくりと移動させ、その頂きを口に含んだ。
「あっ…」
舌で転がしたり甘噛みしたりするたびに声が漏れ、身体がピクッと動いてしまう。
やがて手で揉んでいた方の膨らみの頂きに指で触れ、摘んだり指で転がしたりしながら、私の反応を確かめていた。
「ふっ…ん…」
「…気持ちいい?」
頂きを口に咥えたまま、こちらをチラッと見ながら健さんは言った。私は急激に恥ずかしくなって、両手で顔を隠しながら頷くと、
「ちゃんと顔を見せて?」
と、手を退けられてしまった。
「あっ…だめ、です…見ないで…」
「嫌だ。奈々の感じてる顔が見たい」
健さんにそう言われ、全身が羞恥でカッと熱くなったのを感じた。
「わたし、変…じゃない、ですか…?」
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