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「あぁんっ…あっ、ん…やっ…だめ…」
「…気持ちいい?」
健さんにそう聞かれたけれど、弱い所をたくさん攻められ、たくさん感じてしまい、おかしくなりそうな中、私は頷くので精一杯だった。
そんな私に健さんは軽いキスを何度かした。
「奈々…可愛い…」
私を見つめながら、健さんは言った。
「あっ…あっ…そん、なこと…ない…」
私がそう答えると、健さんはふっと笑って、
「可愛いよ…。一生懸命仕事している姿も、ご飯を美味しそうに食べている姿も、こうして感じている姿も、全部…めちゃくちゃ可愛い」
と、私の頬を撫でながら言った。
そんな風に言われて、嬉しさと恥ずかしさで身悶えてしまい、同時に身体も反応してしまった。
「…奈々、今、締めただろ…」
クスっと笑いながら、健さんがそう指摘した。
「やっ…言わないで…」
はっきりと指摘され、私は恥ずかしくて顔を背けるが、健さんはそれを許さず、私を自分の方へ向けさせると、小さくキスをし、その後、最奥を目指すように自分の熱い塊を何度もぶつけた。その度に私ははしたなく声を上げてしまった。
「あぁんっ…!やっ、あっ…だめ…私、もう…」
快感の波がどんどん大きくなる。何かが昇りつめて弾けそうになる。
「うん…俺ももうやばい…」
健さんは少し苦しげに言うと、腰の動きを速めた。
「あっ、あっ…たける、さん…、だめ、あっ…あぁっ!」
健さんが大きく腰を動かした瞬間、昇りつめたものが弾け、私は達した。
「奈々…っ!うっ…」
そして健さんは私の名前を呼びながら私を抱き締めると、膜越しに自分の欲を吐いた。
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