13.深愛

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「そもそもあいつとはこんな風にならなかったしな…それにもう終わった話だ」 健さんはそう言うと、私の唇に口付けをした。 「…納得出来ないなら、納得させてやろうか?」 唇を離し、ニヤリと意地悪く笑いながらそう言った。 「…えっ?えっ?」 “納得”って、一体どういうこと? …と戸惑っていると、一瞬にして私は健さんに組み敷かれた。 「1回だけにするつもりだったんだけどな…」 健さんはそう言うと、首筋にキスを落とした。 「んっ、あっ………」 私はこのとき、無理矢理にでも服を着なかったことを後悔した。何も纏っていない身には刺激が強過ぎてしまう。 「…ヤバイな。本当に止まらなくなりそう…」 何とか理性を保っている、というような表情で健さんはそう言った。 だけどしばらく何かと葛藤した後、 「悪い…無理矢理するつもりはないから…」 と、私から離れると「服着て寝るか…」と言った。 でももう手遅れだった。 先程のキスで身体は疼き始めていたし、蜜口は既に潤い始めていた。 「あっ…」 思わず声を上げる。その声に健さんの目の色が変わった。 「…そんな声出すなよ。本当に抑えられなくなるから…奈々に無理させたくない」 健さんは私に負担をかけさせまいと、自分自身を必死で抑えているのだろう。その証拠に健さんの熱くて硬く大きくなったものが、お腹の辺りに当たっていた。 私は健さんに抱きついて、フルフルと頭を横に振った。 「本当にいいのか…?」 念押しするように、健さんは私に確認をした。 私がこくんと頷くと、健さんは理性のタガが外れたかのように私を下に組み敷き、何度も私を快感の波へと誘っては弾けさせたのだった。
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