6話「メイベルマン侯爵と双子の悪魔」

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ウォルフ「ふっ馬鹿馬鹿しい何を言ってる?」 ウォルフ「弟の遺体が别人のモノだっただと?」 ウォルフ「何を根拠にそんなことを言ってるんだ?」 ウォルフ「確かに貴様の言う通り私には弟が居た」 ウォルフ「だが奴は…もう」 アッシュ「死んでいる…そう言いたいんだね?」アッシュはそう言うと指をパチっと鳴らす。すると物陰から…オルガがとある男と共に出てくる。 ??「離せ!!!?っ貴様!!?私を誰だと思ってる?」 オルガ「知らねぇなぁ!?てめぇの正体なんざ!!?」 オルガ「ただムカつくクソ野郎であることだけは確かだ!!?」 オルガ「アッシュ連れて来たぜ!!?」 アッシュ「ありがとう!!オルガ!!?いつも感謝しているよ!!?」 アッシュ「これを見てもまだ白を切るつもりかい?」アッシュがそう言った先にはウォルフと全く同じ顔をした…男が立っていた。 ウォルフ「…っしっ知らないな!!?確かに私に顔は似てるかも知れないが…そんな奴は何処にでもいるだろ?」 ユーリ「なぁ?ウォルフさんよ往生際が悪いぜ?」 ユーリ「いい加減吐いちまえよ!!?」 ウォルフ「心の声(くそっここまでなのか?)」 ウォルフ「心の声(考えろ!!?何か手立てはある筈だ!?)」 ウォルフ「心の声(はっそうか!!?よしいい事を思い付いたぞ!!?)」 ウォルフ「降参だ!!!少年その銃を閉まってくれないか?」 ユーリ「ひっやっと観念しやがったか?」ユーリはそう呟くと…少し安堵して目線を僅かに逸らす。その時だった…ウォルフは一瞬の隙を付いて背後に立っていたユーリを投げ飛ばす!!? ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ユーリ「いっつぅ!!?」 ウォルフ「ふっ油断したな?さぁ…銃を降ろせ!!?」 ウォルフ「じゃねぇとこのガキの命はねぇ!!?」ウォルフはそう言うとユーリの首を軽く締めながら…銃を突き付ける。 ドンッっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ??「あっはは(笑)!!!?銃を降ろせだって?降ろすのは君の方じゃないかな?」不適な声でそう話す少年の目には全てが映ってた。これから先の未来も…ウォルフの行き先も…そして…銀時計が示す道の先でアッシュがたどり着く「真実」まで。物語はここから怒涛の展開を見せて大きく変わる。 そして彼は不意に呟いた。「ウォルフ・ベル・アレン?哀れで低能なキミに教えてあげよう…!!!?銀時計の力の前で藻掻く一匹の兎がむかえた顛末とは何かを」!!?そう言って話す少年の目は何処か悲しげで物憂げな顔をしていた。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                   END ユーリを人質に取ろうとしたウォルフは自身の背後から銃口を突き付けて不敵な声で笑う少年の声を耳にする。その様子を見詰めるアッシュは哀れな子羊を見詰める様な目で呟いた。「全てを終わりにしよう」と…訳のわからないウォルフは次第に苛ついて次週「銀時計の道が示すその先へ」「第7話へ続く」              ⇩ココをポチッと⇩ ココをポチッとhttps://estar.jp/novels/26126374
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