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(あとがき)元ネタ解説
てるてる坊主は、中国から伝わった晴娘という少女のお話が起源ではないかと言われてる。
【晴娘】
ある町で雨が降り続いて困っていると、「その美しい娘を差し出せば雨を止めてやるが、差し出さなければ町を水没させる」という声が天から聞こえ、町を救うために少女が犠牲となって天に昇ると、雨はピタリと止んだ。
日本では天候の回復を祈るのは僧侶だったことから、少女から坊主になったんじゃないかと言われてる。
その内容も、中国の晴娘とは少し違う。
【日本ver】
その昔、降り続く雨に人々が困っていると、お経を唱えることで雨を止ませることができるという坊主がやって来る。その坊主にお経を唱えさせてみたところ、翌日になっても全く雨が止む気配はない。それを怒ったお殿様は、罰として坊主の首をはねてしまう。
その首を白い布に包んで吊るすと、翌日から晴れるようになった。
【てるてる坊主 歌詞】
てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
いつかの夢の 空のよに
晴れたら金の鈴(すず)あげよ
てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
私の願(ねがい)を 聞いたなら
あまいお酒を たんと飲ましょ
てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
それでも曇(くも)って 泣いたなら
そなたの首を チョンと切るぞ
【逆さてるてる坊主】
上下逆さに吊るせば、それは雨乞いの効果があるとされている。
その呼び名は地域によって様々で、「ふるふる坊主」「逆さてるてる坊主」「あめあめ坊主」などと呼ばれているらしい。
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