弐話 隠し戸

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二人とも精神的に疲れて無言になった。 どちらも話かけないばかりか不信感が漂い始める。 涼花は何かを見つける 長い廊下の先に誰か立っている。 女の子だろうか。暗くて分からない、 懐中電灯を向けると影に隠れた。 「誰?ちょっと待って」 「涼花さん!?危ないからここから動かないで」 康太の制止を振り切り軋む床を駆ける。
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