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「高校に上がった途端、黒崎が頭の悪い上級生に目をつけられてさ」 桃瀬は青木の髪の毛を掴んで、ソレを喉奥に挿し入れながら話を続けた。 「というのも黒崎が背が高くてイケメンでカッコよすぎたのが悪かったんだけどさ」 「……桃瀬……!」 桃瀬が発した言葉に、黒崎の手が止まる。 (いやだから!イチャつくのか襲うのかどっちかにしろっつのっ!!」 脈打つ体の熱と、乱暴に突っ込まれた桃瀬のソレのせいで言葉が発せない青木は、せり上がってくる吐き気をこらえながら目を見開いた。 「黒崎は喧嘩も強かったから、顔も頭も喧嘩でさえ勝ち目がないと判断した頭の悪い上級生は、隣にいる僕に目をつけた」 「………ッ!!」 何かを思い出したらしい黒崎が青木のソレを力いっぱい握る。 (痛い痛い痛い痛いッ!!痛いってこのクソ力!!) 振り返って抗議しようとする青木の顔を桃瀬が掴み、 「ほら。こっちに集中!」 一気に喉奥までソレを突っ込んだ。 「んぐッ……!!」 「あのクソ野郎ども……」 黒崎が桃瀬の話を引き継いで話し始めた。 「俺の目を盗んで桃瀬を攫って、校舎裏の小屋の中で……レイプしたんだ……!」 「ぷはッ……!!」 青木はやっとのことで桃瀬の太ももに手をつくと、一気に顔を引いた。 「ゲホッ……!それと俺と何の関係がある!……オエッ……!ノロケも昔話も他所でやれよっ!!」 えずきながらも抗議する青木を桃瀬は見下ろしながら、今度は両手で髪の毛を掴んだ。 「関係あるから話してるんだろうがボケ!他人の話は最後まで聞けって死んだママに習わなかったのか?クソ野郎が!」 「母さんを勝手に殺――ふグッ……!」 桃瀬が再び青木の口にソレを押し込んだのと、黒崎が青木の後ろに指を突き刺したのはほぼ同時だった。 「じっとしてたほうがいい。ローションなんか使ってないから、動くと裂けるよ」 黒崎の少し間延びした声が響く。 (……くっそ……!!) 青木は、黄河のそれとは違い、桃瀬の形の良い臍を睨んだ。
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