獅子谷先生の秘密の恋愛事情~元ヤン先生危機一髪!?~

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歓声と、ボールが弾む音が五月雨の抜けるような青空へとこだまする。ときおり鳴り響くホイッスルの甲高い音色が、その音にアクセントを加えていた。 「……っ、ん……ふ、ぁ……っ」 そんな賑やかなグラウンドから少し離れた教室の一角で、獅子谷 怜旺(ししたに れお)は唇を噛み締めながら漏れそうになる声を手の甲を噛んで押し殺していた。 つい1時間ほど前まで自分が立っていた教卓に押し付けられ、剥き出しになった細い腰を鷲掴みにした手によって強引に揺さぶられる。 突き上げられる度にガクガクと震える足は今にも崩れ落ちそうだったが、後ろから覆い被さるようにして自分を抱く男がそれを許さない。 「……っくそ…! 早く、イけよ……っ」 「まだだって。もっと楽しませろよセンセ」 背後にいる男――椎堂 圭斗(しどう けいと)に向かって悪態をつくも、彼はそれを意に介した様子もなく更に激しく腰を打ち付けてくる。 「ほらほら、もっと声だせって。感じてんだろ?」 「っ、だ、誰が……っ」 耳元で囁かれる言葉に、怜旺は思わずカッとなって反論しようとした。だが、その瞬間を狙っていたかのようにするりと陰茎を握りこむのと同時に一際強く奥まで穿たれ、ビクンッと身体が大きく跳ね上がる。 「ひぅっ!?っ、あぁ……!」 慌てて口を塞ぐものの時すでに遅く、押し殺したくぐもった喘ぎが喉の奥から零れ落ちた。
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