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 ふとマロンが目を開けると、そこは真っ白でふわふわした場所でした。 「天国はこちらですよ」  羽の生えた白いネコが大きな門をゆびさしました。  マロンはあたりを見回しましたが、まなちゃんもそのお父さんお母さんもいませんでした。 「ママは? ママはどこ?」 「ざんねんながら、あなたは天国に行くことになりましたので、もう飼い主さんには会うことはできません」  白ネコに言われ、マロンは泣き出しました。 「やだよ。ママにもう会えないなんて聞いてないよ。天国行きたくない。ママに会いたい」  泣いているマロンに白ネコは困ってしまいました。 「うーん、そうだ。ちょっと待っててくださいね」  白ネコは大きな門へ入ると、服を持ってきました。それはしましま模様の服でした。 「それを着れば、また会えますよ」  マロンがそのしましま模様の服を着ると、まぶしいくらい光りはじめました。
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