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二条「つか…誰だぁあ?こんなイタズラを仕掛けた奴は?」そう呟いた二条はぬいぐるみをじっくり見やって…息を飲む。数秒後…何とも言えない恐怖を感じた二条は恐る恐る手紙を手に取って視線を少し下に落とした。
そこにはCROWNJOKERと記載されており…意味深な数字が刻まれていた。二条はそれを見ながら「♠の6」と呟いて…眉を潜める。時刻は夜中の2時。マンションの廊下には二条以外は誰も居ない。
不意に…車のエンジン音が響いたかと思うと…数名の男女の声が聞こえてきた。二条はポッケに手紙をしまうと慌てて部屋に戻って…ドアを閉めた。それから数時間後…深い眠りについた…二条は夢をみていた。夢の中の男は何かに追われてて…彼はただそれを見ていた。
明くる朝…目覚めた二条は…突然の出来事に困惑していた。目の前にはピエロのお面を被った訳のわからない男が居てゲームのルールを説明していたからだ。
JOKER「本日はお集まり頂き誠にありがとうございます」
JOKER「皆様にはこれより…5つのゲームをして頂きます」
そんな声が聞こえてきて…意識は遠のいていく。次に目覚めた時そこにいたのはニタァっとこちらを見詰めて笑う薄気味悪いピエロの姿だった。
二条はふとそんなことを思い出しながら…虹色に輝く1枚のカードを見詰める。
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