甘えん坊がーる‼︎

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「う゛ぶふっ、ももがさくらんぼとか、 ネタ過ぎて笑い納まんねぇわ〜」 私は真剣に誘ってるのに、 目の前には、お腹を抱えて笑っているゆっくん。 笑いを堪えずにいるゆっくんには、 さすがの私も、ご機嫌斜めで。 「むぅ、」 と、ふてくされた声を上げてから。 そろり、そろりとゆっくんに近づいて。 ──────ムギュッ。 と、ゆっくんの腕にしがみつく。 すると、それに気がついたゆっくんは。 「............っ、なーに、甘えてんの?」 脳にふわりと届く、 心地いい聞き心地の甘い声が聞こえると共に。 ニヤリと嬉しそうな顔をして、 私の頭をポンポンと撫でてくれる。 私にとって、 〝お兄ちゃん〟みたいな存在。 年齢も、私は高校1年生で、 ゆっくんは、高校2年生。
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