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「またですか?一条先生」
そう言ったのは保健医の加瀬羽織だ。
この人は、薄茶色のウェーブがかかった髪を緩く下の方で1つくくりをしている
容姿もいい為、生徒からは人気がある。
巷では特殊な癖を持っているとか持ってないとか。
「“また“って、人聞きの悪い言い方を」
「最近はご無沙汰だったわ」
「生徒を毎度毎度放課後の度にここに連れ込んでるのは事実だろう?」
そんな言い合いをしているとさっきまで俺とシようとしてた生徒がいつの間にか服をピシッと着て、素早く保健室から出ていった。
また逃げられた。久しぶりだからいけると思ったのだが...「一条先生聞いてます??」
「あー聞いてる聞いてる」適当に交わし俺も保健室から出ようとするとリンゴでも潰せるのではないかと言うくらい強い力で加瀬に手首を掴まれた。
「あーもー!だから聞いてるって!!」といい後ろに振り向こうとしたら、いつの間にか両手をつかまられ、手を俺の頭上で押し付けられた。
???何事??
そう所謂手を繋いで壁ドン♡ってやつ。
「なぁ、俺にして楽しいか?それ」
「うん。すごく」
そう言ってコロコロとアイツは笑った
「うぜぇ」
「ちゃんと人の話を聞かないからだよ」
そう言いつつアイツは手を離した。
「へーへーそれは失礼」
加瀬は はぁ とため息をついて俺から離れた。
「んじゃーなー」と、俺は手をヒラヒラと振って、保健室を後にした。
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