手に入らぬ人

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雪崩れ込むように部屋に入り 初めて玄関で貪りあった キスだけで愛液を流す私は変態に思われたかも知れない 玄関扉に手を付き 後ろから胸を揉まれ 突かれる 床の上に転がされ あの日見た母のように足を大きく開かされ 彼の楔を打ち込まれる 「ピル飲んでるの だから中で出しても大丈夫だから」 「凪っ」 「お願い出して 中にだしてぇー」 声にならない声で叫び 彼の腰に足を絡み付け 中で出すように促す 「っぅ」 果てた渉くんがわたしの体に負ぶさってくる なんて愛おしい時間なんだろう 彼の背中に腕を回し 互いの心拍を心地よく感じていると ヌルッと渉くんが抜け出てしまった 「いや。 まだ抜いちゃイヤ」 「凪子」 優しキスを落とし 髪を撫で付けてくれるのが 落ち着いてとても気持ち良い 「ベッドいこ?」 彼の腕を取り 寝室へと誘った
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