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帰路を歩いて帰っていると外から見た家の中が真っ暗だった。
「ただいま」
健司が暗闇の中、玄関灯を付けながら小声に近い声を出す。
「真理のやつ、まだ帰ってないのか」
ため息を含んだ声で言いながら自分の部屋に向かうと部屋のドアが半分開いている。
真理だな。
健司はいつも部屋のドアを閉めて出ていく。
健司の部屋は暗くても月明かりがあたるので少しの明るさはある。
入ると健司のベットの上で真理が眠っていた。
健司は自分のベットで眠っている真理の側へ近付き起こさないよう寝顔を見た。
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