会員制ブラッククラブ

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会員制ブラッククラブ

「ここは、悩みを解決してほしいお客様しか来ることはできない会員制クラブ野村祐樹様初めてのお客様ですね。お悩みはどういったことでしょう?私にできる事がございましたら、お力になります。   夜は長い。カクテルでもお飲みになりながらじっくりとお話を聞きますが。。。って何だよ   この臭いセリフを俺がこれから毎日言うのか?   彼奴は何処に行ったんだ!今日からこのセリフを言ってお客様をもてなすブラッククラブの オーナーになってくれって?確かに僕は、クラブの手伝いをした事がある。でも、それは手伝い。  僕は昨日までこの店を手伝ったり、一番最初はこの店の客だったんだよ?彼奴とは初めてのお客、そして友達でもある!なのに、こんなセリフまで書いて何だよ。この最後に書いてある言葉はお客様第一号で僕のたった一人の友人の小松大介様これからもよろしく頼む。  この店も僕の事も君はわかっていると思うが このセリフを必ず初めにお客様に言ってくれ。 今日から新しいお客様が来る。   野村祐樹さんだ。君ならこの店を任す事ができる。僕は行かなければならない。それまでこの店を宜しく頼むよ。って黒川オーナー代理どう言う事なんですか?彼奴はどこに行ったんですか?」    黒川忍オーナー代理は言った。 「私にもわからないんです。店を開けたら店のテーブルにその手紙が置いてあって。私にも手紙があってその手紙にはしばらく帰らないので小松大介にこの店を任せてほしい黒川、君は大介を助けてやってほしいそう書いてあったんです。   全くオーナーは何処で何をしているのか?」 小松は言った「もう一度電話を掛けてみよう」   黒川は「無駄です。オーナーは携帯電話も解約してしまったようです。さあ、初めからお客様をもてなすセリフの練習です。もうそろそろ予約されたお客様の野村祐樹様がお見えになります。   もっとオーナーみたいに不気味な言い方をしてください。オーナーの人気でこの店が成り立っていたんですから」   小松は「僕じゃあ無理だよ彼奴じゃないんだから」   黒川は「これからもよろしくと伝えてほしいとオーナーに頼まれました。オーナーは大介ならこの店を任せる事ができる。そう言ってたんです。だから、もう一度練習を」 「ここは〜」僕は野村祐樹さんが来るまで彼奴が毎日言っている臭いセリフの練習をした。
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