3,変化

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  となると、 「今日こそ、壱威を捕まえなくちゃ」 そう決意した私は、制服に着替えた自室で握りこぶし片手に宣言していたのだった。 ──二狼と2人で登校したあと。 学校に来たはいいものの、授業なんて上の空で集中出来ず。 同じクラスだから嫌でも目に入る壱威の背中を見て、ボーッと過ごしていた。 そのまま午前の授業が終えて昼休み。 「あの、壱威……っ」 とにかく話をしなきゃ。 勇気を振り絞って壱威の元へ駆け寄る。 「ごめん。ちょっと用事があるから」 でもやっぱり壱威は私を避けるように席を立ち、廊下を出ていく。  
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