3,変化

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  でも、今ここで行動を起こさなかったら……。 壱威は私と口も聞いてくれないかもしれない。 そんな衝動に突き動かされて、震える指先をニットのボタンに掛ける。 「…………」 一つ、また一つと。 ゆっくりボタンを外していく。 その様をまるで目に焼き付けでもするかのように、壱威は無言で私の動作を凝視していた。 「……っ」 外し終えたニットの次はシャツ。 震えが止まらない指先で首元のリボンを解いてから、ボタンを上から順にゆっくりと外していく。 どうしよう……このままじゃブラが見えちゃう。 お腹の辺りまで外したところで手が止まってしまった。  
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