【台本】神隠し

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性別問わず:2 【設定】  神域に迷い込んできたリスナー。九尾と龍神の機嫌を損ね、神隠しに合う。 九尾「えぇ、それで……」 【迷い込んだリスナー】 ≪編集:足音(SE)≫ 龍神「なんじゃ、この人間は」 九尾「どうやら、我々の神域に迷い込んでしまったようですね」 龍神「ここに迷い込んで来るのは、よっぽどの善人か、極悪人のどちらかじゃ。この者は、どちらかの?」 九尾「では、私がこの者がどのような者か見てみましょう」 【九尾、リスナーの記憶を見る】 ≪編集:魔法音(SE)≫ 九尾「なんと邪悪な……」 龍神「九尾よ、この者は何をしたのじゃ?」 九尾「窃盗、殺人、放火、無銭飲食……。墓荒らしに賽銭泥棒。お供物も食い散らしてますね」 龍神「ほう、とんでもない極悪人じゃなぁ」 九尾「えぇ、下界に帰すわけにはいきませんね」 龍神「では、このまま神隠しするかの」 九尾「――騒ぐな、下衆な人間よ」 龍神「ほう。散々人々を脅かしておいて、自分の命が危ぶまれると怯えるか」 九尾「死にはしない。ただ、地獄を巡るだけだ」 龍神「血の池に突き落とされ、針山を登り」 九尾「舌を抜かれ、爪を剥がされる……」 龍神「こんなのは、序の口じゃがな」 九尾「安心しろ。死ぬ前に傷は全て癒える」 龍神「そして、再び地獄を巡るのじゃ」 九尾・龍神「永遠に苦しむが良い」
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