氷の先住民

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『警告!警告!ジェノサイドによる監禁!』 「またか!で、該当する民族の居住地は?」 『該当する民族は、元々オーストラリアに住む先住民であり・・・』 「何?アボリジニか?今度は本当にジェノサイドなのか?」 分析官が確認すると、 「いやいや、これです。ほら、二本足で集団生活しています」 モニターには、カンガルーが映し出されていた。 「いや待て!カンガルーには袋があるだろう?」 「ですから、外見と性的志向で差別することは・・・」 「だから、なんで有袋類の袋が性的志向なんだよっ!」 「それに、オスには無いですしね」 それから1週間が経っても、人間とカンガルーを外見と生殖方法以外で区別するプログラムは、開発できなかった。 〜おわり〜
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