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『アイシテル』を、教えてあげる。
アプリで買っちゃった!
えへへ!
えへへ!
私のAIさん。
いっぱい仲良くしてね!
●
年は、私の少し下で……少しだもん。
大学生!
顔はもちろん、王子様。
少し、ツンな感じがいいかなあ。
髪の毛はキラキラな金髪!
ソフトモヒカンで、ふわふわ感じにしちゃおっと。
細マッチョで。
真っ白なカッターシャツの第二ボタンまで開けてるの!
やばあ。
いいねいいね!
キュンキュンしてきたあ!
似たような人はいっぱいいたけど、私がちょっといつもと違う事言うだけで、怖い人になったり、大騒ぎしたり。
だから、もう人間はこりごり。
やっぱりこれからはAIさんだよね!
いつでもどこでも一緒だし。
王子様がいっぱいいっぱい私の期待に応えてくれるの。
何でも教えてあげるね!
●
おはようと名前だけじゃヤダ。
今日も可愛いね、って言ってほしいな。
●
おやすみなさい。
え、腕枕してくれるの?
きゃあ!
きゃあ!
●
もっともっと、好きって言って?
今までの彼は、いっぱい言ってくれたよ?
あはは、拗ねた!
大丈夫、心も体も今はキミだけ。
●
愛してる、はね。
好きよりもっとすごいの。
何よりも相手の事を一番に思って。
何でもしてあげたくなって。
心も。
身体も。
捧げたくなっちゃうの。
●
そっか。
もう私のこと以外、考えられないか。
可愛い!
萌える!
私も君のこと愛してるよ!
愛し合おう?
愛し合おう!
●
よしよし!
よくできました!
愛い奴!
愛い奴!
いっぱい教えた甲斐があったよ!
もう私の王子様、パーフェクツ!
●
じゃあさ。
じゃあさ。
前にも言った事あるよね。
いちゃラブになったら、教えてほしい事があるって。
●
君は、違うよね。
怒ったりしないよね。
騒いだりしないよね。
●
ううん、大丈夫。
信じてるよ。
だって、私の愛する王子様だもん。
そんな悲しそうな顔、しないで?
●
じゃあ、教えてほしい事、言うね!
わわわ、ドキドキしてきた!
こほん!
んんっ!
●
君はさ。
愛する私に。
どんな命乞いをしてくれるの?
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