第6話「それぞれの想い」

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ジュンたちがドリューと揉めていたその頃…とあるパーティー会場では人の道を外れた行為が行われていた。 「さぁさぁ盛り上がって来ましたね?」 ??「本日の15品目はこちら‥ジャングルに住む首長族で‥希少価値の高い商品です。何度も何度も挑戦し‥今回やっと捕獲に成功いたしました」 ??「さぁ150万からSTARTです」 客1「450万」 客2「900万」 ?「2500万」 会場がどよめいた‥ ??「さぁさぁ他にございませんか?」 ??「なければ落札でございます」 カンっカン ??「おめでとうございます。16番さま落札でございます」 ?「よっしっ!!!?」 メリア「エルモンドさん‥やりましたね?」 エルモンド「あぁやっとだよ」エルモンドという男はそう言うと…満足気な表情を浮かべる。こんな人の所業とは思えないパーティーが開かれる事になったのは…スコットの友人であるベルカドという男が関係していた。話は少し前に遡る。数時間前のこと…。 ??「皆様本日は我がパーティーにお越し頂き誠にありがとうございます」 ??「私はこのパーティーの主催者の一人ベルカドと申します」 ベルカド「本日の1品目はこちら」 ベルカド「ジャングルに住まう長の息子‥身長2mを超え強靭なジャンプ力と鍛え上げられた肉体‥100m10秒の俊足‥アスリートとしての素質は申し分なし‥しかし‥知能は低く‥言葉がわからないのが玉に傷‥これ程‥捕獲するのに手こずった相手は彼が初めてでした。」 ベルカド「身長2mの長身から振り下ろす斧はまさしく驚異としか言いようがありません。冬場に薪ストーブを使っているなら薪割りにこれ程の適任者は彼の他にはいないでしょう?」 ベルカド「400万からSTART」   客1「1500万」 客2「3000万」 客3「5000万」 会場がどよめく‥ ベルカド「さぁさぁもう一声ございませんか?」 ベルカド「無ければ38番さまの勝ちでございます」 客10「2億」 カンっカン ベルカド「ブラボー」 ベルカド「45番さま落札でございます」
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