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時を同じくして…ドリューは言い様もない虚しさに襲われていた。久々の恋人との激しい一夜は…マイケルの今カレ…エリックに水を刺され…弟のドリューが死んだという事実は変わらない。
あの日から一睡もできないまま…言いようもない虚しさと悲しさの中でドリューはこれまでのことを思い出していた。
ドリュー「…ちっくしょ…う!?何でなんだよ?」
??「それぐらいにしろドリュー!!?」
ドリュー「るせぇ!!?親父にはわかんねぇーよ!!?」そう言うと…ドリューはグラスを投げ付ける!!?
がシャンっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
??「落ち着けドリュー!!?何があったんだ?」
ドリュー「何もねぇ!!?」
??「嘘をつくなっ!!?」
??「いいか?ドリューよく聞け!!?」
??「ウォルナットが死んで俺だって辛いんだ!!?」そう声を荒らげながら話すのはドリューの父親であるウェルナットである。彼はドリューが落ち込んでいる理由には気付きつつも…ここ数日見守って来たが…とうとう見兼ねてドリューと対峙していたのである。
ウェルナット「ドリュー!!?ウォルナットはまだ俺たちのここ(心)にいる」
ウェルナット「お前が全てを背負い込むことじゃないんだ!!?」
ドリュー「るせぇ!!?るせぇ!!?るせぇ!!?」
ドリュー「だから!!!?親父にはわからねぇって言ってんだろっ!!!?」そう言うと…ドリューは部屋を飛び出して行く…。
ウェルナット「待ちなさいっ!!?ドリュー!!」
ウェルナット「くそっ…どうしたら良いんだ?」
部屋を飛び出したドリューはニューヨークの街を当ても無く歩いた。マイケルとの甘い一夜は夢うつつの朧げな瞳の中に消え…残った物と言えば…一握りの紙幣とタバコと…飲みかけのコーラ。
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