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神様にお願い事をしたら可愛くて優しそうな声が聞こえた!?
聞く限り少女の声だ。
どこだ!?
どこから聞こえたんだ!?
そう思って後ろを振り返る。
「あっ中寺君も神社に来てたんだ!私も来てもいいかな?」
「あ……………あ…………あ…………茜さん!」
鳥居のそばにいたのは自転車から降りたばかりの高校の同級生だ。
名前は立花茜(たちばなあかね)
栗色の髪を背中まで伸ばしている俺の好きな娘だ。
想いはプレゼントしていない。
そ、それより、返事をしなければ!
「お…………おう!いいぞ!」
「ん!ありがと!神社の中にいるの妹さん?すごく可愛い~!」
「ほ?神社の中?妹?」
茜に返事した後、茜が言った言葉は不思議だった。
俺には妹はいない。
そして、神社には誰もいなかったはず。
「だから、ここにおるぞ!」
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