出会い

4/10
前へ
/12ページ
次へ
神様にお願い事をしたら可愛くて優しそうな声が聞こえた!? 聞く限り少女の声だ。 どこだ!? どこから聞こえたんだ!? そう思って後ろを振り返る。 「あっ中寺君も神社に来てたんだ!私も来てもいいかな?」 「あ……………あ…………あ…………茜さん!」 鳥居のそばにいたのは自転車から降りたばかりの高校の同級生だ。 名前は立花茜(たちばなあかね) 栗色の髪を背中まで伸ばしている俺の好きな娘だ。 想いはプレゼントしていない。 そ、それより、返事をしなければ! 「お…………おう!いいぞ!」 「ん!ありがと!神社の中にいるの妹さん?すごく可愛い~!」 「ほ?神社の中?妹?」 茜に返事した後、茜が言った言葉は不思議だった。 俺には妹はいない。 そして、神社には誰もいなかったはず。 「だから、ここにおるぞ!」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加