おみやげ3つ気がすんだ

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おみやげ3つ気がすんだ

 物の化け物で物の怪だ。 「おみやげ3つ気がすんだ」  少女は下校の時に背中を叩かれた。かなり強く叩かれた。  見ると浴衣を着た棒がいる。棒は少女についてくる。  おみやげ3つ気がすんだと言われたので少女は鉛筆を渡してみた。 「違うなあ違うなあワルアソビだなあ」  棒が言う。  ワルアソビが何か分からない。 「モテアソビモテアソビおモテアソビ」  棒が言う。  モテアソビモテアソビと少女は繰り返す。  おモテアソビ、おモテアソビ?おもちゃあそび?おもちゃあそび?  少女は棒について来いと伝えた。棒はついて来る。  家につくと少女は安物の人形を三つ渡した。 「うわぁぁぁんうわぁぁぁん」  棒は号泣して人形と消えた。  それからしばらくして近所の寺の増築のときに骸骨が見つかった。  骸骨は新しい人形を3つ抱えていたが骸骨は凄く古いものだった。調査をしようとしたら骸骨と人形は消えたのだった。  その奇妙は地方新聞に小さく載った。その記事を見て少女は笑った。 「おみやげ3つ気がすんだ」  少女は下校の時に背中を叩かれた。浴衣を着た棒がいた。 「おもちゃ屋さん行ってくれないかな?」  少女は棒に怒鳴ると、棒は消えたのだった。         
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