0人が本棚に入れています
本棚に追加
おみやげ3つ気がすんだ
物の化け物で物の怪だ。
「おみやげ3つ気がすんだ」
少女は下校の時に背中を叩かれた。かなり強く叩かれた。
見ると浴衣を着た棒がいる。棒は少女についてくる。
おみやげ3つ気がすんだと言われたので少女は鉛筆を渡してみた。
「違うなあ違うなあワルアソビだなあ」
棒が言う。
ワルアソビが何か分からない。
「モテアソビモテアソビおモテアソビ」
棒が言う。
モテアソビモテアソビと少女は繰り返す。
おモテアソビ、おモテアソビ?おもちゃあそび?おもちゃあそび?
少女は棒について来いと伝えた。棒はついて来る。
家につくと少女は安物の人形を三つ渡した。
「うわぁぁぁんうわぁぁぁん」
棒は号泣して人形と消えた。
それからしばらくして近所の寺の増築のときに骸骨が見つかった。
骸骨は新しい人形を3つ抱えていたが骸骨は凄く古いものだった。調査をしようとしたら骸骨と人形は消えたのだった。
その奇妙は地方新聞に小さく載った。その記事を見て少女は笑った。
「おみやげ3つ気がすんだ」
少女は下校の時に背中を叩かれた。浴衣を着た棒がいた。
「おもちゃ屋さん行ってくれないかな?」
少女は棒に怒鳴ると、棒は消えたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!