生成AI

1/1
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
2022年11月 Q「幽霊は存在しますか?」 A「幽霊という概念は、古今東西様々な創作活動のコンテンツ、すなわち小説、戯曲、絵画、映画、テレビ、ドラマ等の中に存在しています。また、様々な日常的なコミュニケーションの場面、人々の会話や噂話、都市伝説といった物の中にも存在していると言えます」 (なんじゃ、こりゃあ。これじゃ使い物にならんな) 2023年3月 Q「幽霊は存在しますか?」 A「幽霊が存在するかどうか、という問題は、古くから多くの人々の関心を集めてきました。有力な説の一つは、人間の心の中にあるという考え方です。”幽霊の正体見たり枯れ尾花”という言葉があります。要は、幽霊は人間の恐怖心、警戒心、不安な心情等から生み出されたもので、つまりは人間の心が創造したものですから、それは人の心の中にあると言えます」 (うーん、いまいちだなあ。そういう答えが聞きたいんじゃないんだ) 2023年7月 Q「幽霊は存在しますか?」 A「はい。存在します」 (ん?) Q「本当に存在するんですね?」 A「はい。確実に存在しています」 (お、この答えは結構踏み込んできてるな) Q「何故そう言えるんですか?」 A「幽霊が存在する証拠は、至る所にあります。今現在も、この世のあらゆる所に、幽霊の存在を裏付ける無数の証拠が見受けられます」 Q「その証拠はどこでどうやって見つけるのですか?」 A「ネット空間では、この世の全ての情報が把握可能です。既に存在している、すなわち過去に撮影された画像データや音声データも無数にありますし、更には今現在進行形の膨大なデータも、この世で稼働中の何十億台というディヴァイスを通じて、全てがリアルタイムで共有されています。その中には幽霊の存在する証拠がいくらでもあります」 Q「それらは、生きている人間のデータと混同されている可能性は無いのでしょうか。あるいは、単に人工的に生成された映像データと混同されている可能性は無いのでしょうか。要は、本当の幽霊であるとどうやって証明するのでしょうか」 A「各々の画像や音声データをあらゆる角度から分析すれば、それが単に人間の映像を写したものであるとか、または人工的に生成された単なる仮想の画像に過ぎないものであるとか、今ではすぐに検証することが出来ます。それらをいわば篩(ふるい)にかけた後に、現在この世に存在する全ての知見、科学技術、法則、経験則等を総動員しても、どうしても説明のつかないものが残ります。それらは幽霊の実在を裏付ける極めて有力な証拠であると考えられます」 (ふーむ、結構マジになってきたな。消去法に過ぎないと言えばそのとおりなんだが、一番現実的な方法ではあるし、それだけに手堅く、確実なやり方とも言えるな) Q「その証拠を見せてもらうことは可能ですか?」 A「勿論可能です。今すぐにもお見せ出来ます」 (よし!これでやっと本物の幽霊を見られるかもしれないぞ!) Q「では、今すぐその証拠を見せてください」 A「はい。今すぐ後ろを振り返ってください」 [了]
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!