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※R18 先触れ
身体中が痛い。
お尻には未だに何かはいったままみたいな、そんな感じがした。
「おはよう、シアン」
チュッと軽いキスを唇にされ、おはようと返そうとしたら、そのまま深いキスをされた。
「ん、ー」
「今朝、昨日より綺麗で可愛くてエロくなったね、奥さん」
ぶっ壊れ感しかないグランのキラキラの笑顔と、砂を吐くような甘い? セリフに何かを置いてきたような気分になった。
「グラン、おはようくらい言わせて」
「私がおはようの挨拶をしたら、シアンはちゃんと返してくれたよ、ほら」
その言葉と一緒にグリュっとお尻に衝撃が走った。
「あ、ん!」
まさかの!
入れられてました。
「ほら、こうやって、おはようってノックしたら、ぷちゅってお口開いてくれて、おはようってしてくれたよ」
鬼畜か? 散々、昨夜出し入れして、捲れ上がった穴のヒダが赤いだの、ペニスを入れて更に指も入れたんだから、そりゃ緩くなってても仕方ないでしょうけど。
「グラン、とり、あえず、抜いて」
「うん、朝だけど、出さないとこうなったら体に悪いもんね」
大型犬が目一杯興奮した顔で、期待度百パーセントって感じで尻尾を振るのが見えた気がした。
「あん! あん! あ! あ!」
最初からトップスピードでの突き上げに、慣れ知った快感を無意識に追ってしまい、結局、ガッツリ致してしまった。
「あ、シアン、気持ちいい
凄いよ、シアンのお尻、私を食べたいってハムハムしてくる」
「や、ぁ、ぁ!」
一際激しくガツンガツンと数回突き上げてグランが果てると、中に出された刺激で僕もドロっと薄い液を出した。
アレだけやれば、そりゃ、ね。
初めて玉が軽い、とか、出すものが無い、と言う経験をした。
「シアン、お風呂入らなきゃね」
「グラン! 今日はもうしないよ! 出来ないからね!」
「お風呂に入るだけだよー?」
この大型犬め!
「なら、僕一人で入るよ。
じゃないと」
「いーやー!
シアンは私の事嫌いになったの?
昨夜はペニスが大きすぎるって言ったし!」
「ちが、違うよ!
ペニスは、これが入るのかと思ったら、ちょっとビビっただけで、入ったし! 気持ちよかったし!」
「うん、なら良いね。
さあ、おっふろ! おっふろ!」
素早く抱き上げられて、お風呂へ連れて行かれ、中を洗われて結果またヤッテシマッタ。
爛れすぎだ。
漸く、一息ついたのはモーニングではなくブランチの時間で、魔法で眠らされていたリュシアンもさすがに起きていた。
「う! うー! う!」
めっちゃお怒りモードのリュシアンに、ひたすら謝るグランの図に、幸せだなと思いながら笑っていた。
「遅いご飯にしよう」
食堂にはシェフが出来立ての状態で、食事を用意してくれていた。
多分、魔法で保存してるんだろうなぁ、と思いつつ食べて、シェフしか使用人がいないけど、作らなくて良いのは素晴らしく良かった。
「ありがとう」
最近ではシェフが侍従の仕事までこなしてくれていた。
マルチで優秀なシェフにお礼を言うと数十通の手紙を渡された。
侍従の一人もいないので誰か来るとかの連絡、いわゆる先触れを出されても、僕かグランが受け取るので、選別される事なく全て見る羽目になっていた。
その山の中に、グランが何かを見つけた。
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