chapter~7~

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私が顔を洗う間に自分のシャンプーを済ませた朔は、すでに体まで洗い始めている。 「早いね…」 「里麻が待ってるからな」 それを聞きながらタオルを外してコンディショナーを自分で洗い流すと、朔にシャワーをパスした。彼は先にタオルを洗って私にくれたので、もう一度髪をまとめるとバスタブに座って足をお湯に浸け 「あ…冷えてた…」 自分の足がとても冷たいことに気づいた。シャワーを止めた朔が私を後ろから抱えて一緒にお湯に沈む。そして 「警察って、なんだった?」 私のお腹の前で手を組むと、耳に唇を触れさせながら聞いた。 「ちゃんと話はするつもりだったの、明日」 「明日?」 「うん…預けているUSB…必要になっちゃったから」 「そうか。そこだけ聞くと、里麻の勝ちだな」 朔は私の気分が上がるワードを知っている‘里麻の勝ち’
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