chapter~3~

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chapter~3~

里麻と結婚してから1ヶ月。 俺が悪かったにもかかわらず、彼女は毎日食事の用意もしてくれて、母さんたちとも仲良くやってくれて、俺とも普通に話してくれて、結婚生活を円満に進める努力をしてくれていることに感謝して惚れ直す。 仕事から帰ると、どれも上手に味付けされたおかずにビールも白米もどんどん進む。 毎晩、風呂上がりの奔放さにはドキッとさせられるが、彼女が自宅でリラックス出来ている証拠だと思うので‘やめて’とは言わない。誘われているようにも感じるが里麻に触れることは出来ない…これは彼女を裏切った罪だから仕方ない。 だが、俺のカラダが反応するのも仕方ない。 健全、正常な31歳の男が、生身の女性の全裸や、ランジェリー姿、時にはその秘部を見せられて反応しないワケがない。 おかげで毎晩、里麻の部屋から洗面所に直行すると、洗濯機の中にある彼女のランジェリーを鼻先に…すーっと息を吸い、それを洗濯機に戻して風呂に入る。それから彼女の裸体を瞼に、神経は臭覚と手の中の鉄バットに集めて強弱をつけてシゴく。 ああ…早くこの自慢の鉄バットを彼女の中に沈めたい。そしてキリッと美人の里麻の顔が蕩けたところを思い出してフィニッシュ…だが…今夜は…さっき里麻が尾田さんのことを言ったからか…白い欲をびくびくと吐き出しながら‘グラマラスなメリハリボディの美女’と里麻が評した妻以外の女のカラダを思い出した。 ごめん…里麻。思い出しただけだから…グラビアを見ているのと同じことだよ。愛しているのは里麻だ。
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