chapter~7~

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優しいキスの間にランジェリーのホックを外した朔に 「朔…今日は出来ないよ?」 と伝える。期待させるだけという趣味はない。今日は本当に休まないと、明日の体調が判断出来ない。だからランジェリーが落ちる前に胸の前できゅっと押さえた。 「いい、抱きしめて寝るだけ。まだ話が終わってない」 彼は二人の下着をまとめて、また扉の向こうにポイっとすると勢いよくシャワーを出す。 「ん、座れ。頭」 もう朔に任せてしまおう…疲れすぎた… 彼は私の髪を一度軽くシャンプーして洗い流すと、もう一度丁寧に洗ってくれる。髪だけでなく頭皮まで雨に濡れた不快感が取り払われ、マッサージしてもらっているようで気持ちいい。 そして、髪にコンディショナーを揉み込んだあと 「これは出来ない」 と、熱いお湯で濡らして絞ったタオルを広げて私の頭に掛けた。私がくるくるっと髪をタオルで巻き上げる間に、彼はボディソープを手に取って首から背中を洗い始める。私も右手にボディソープを取って前を洗い始めると 「今日はそれでいいか…」 朔が私の耳にチュッと口づけた。
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