chapter~7~

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小さなソファーで、朔は私にスウェットをボソッと着せると 「座ってていいから。すぐに洗濯と乾燥回す」 と洗面所に行き、ドライヤーを手に戻って来た。 「空腹は通り越したか?」 「ピークはとっくに過ぎたね」 「じゃあ、もう食わない方が寝られるな。ハーブティーだけ飲むか?」 「うん」 「手首、ドライヤー出来る?」 「余裕で出来る。バッグから湿布出しておいて欲しい。ベッドに匂いがついてもいい?」 「新手のマーキングか?」 そう言って笑った朔は私のバッグから湿布を出して、さっき使っていた包帯を綺麗にクルクルとしてから一緒に置いてくれた。 「あとで俺がやる」 私の左手首にキスをしてからお湯を沸かす朔の背中に 「ありがとう…頑張って良かった…」 一人ぼっちじゃない安心感を伝えてからドライヤーをオンにする。これでいいんだよね…元カレとか、離婚とか…考えなくちゃいけないのかもしれないけれど、今の朔となら大丈夫だと思えた。
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