uno

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わぉ、中尾さんの名前呼びまでが自然ですって…どうぞ、どうぞ。 「ありがと、メグちゃん」 ん?私はもうお返事したのか…落ち着けぇ、メグちゃん。 「俺も名前でいいよ」 「ぇへっ?」 え?か、へ?にしようよ…落ち着けぇ。 「いつまでも話していたい可愛さだからね、仲良くしてくれたら嬉しい」 ぅお…ここで首を25度倒すか…そうなると応えは一択。 「はぃ…」 一択の割には弱気な声って、どれだけ緊張してるのよ…キュルッ… 「あぁぁ…」 私は恥ずかしさのあまり、両手でお腹を押さえてうつ向いた。 「腹ペコの時間だよね、俺もさっきからキュルキュル鳴ってる。食事行く?」 「えぇっ?プロと?」 「俺の名前がプロになりそうだから、それはやめて」 「ぁ…ごめんなさい…」 「大丈夫」 ポンポン…ん?今日はポンポン日和?どうなってるんだろう?
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