due

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「おいし…ウフフ………」 しまった…美味しいで終わればいいものを笑いが止められなかった。 「固まらないで、好きに食べて。自分のペースで食べるのが美味しいだろ?」 「さすがプロは分かってる」 「プロじゃなく?」 「…琉聖さん…」 「昨日もこんなに美味しそうに食べてもらえたのかと想像すると嬉しい」 「もうそれは人目を気にせず、美味しさに悶えてました」 「メグを悶えさせたか…悶えるメグも可愛いだろうな」 「ふつー。っていうか…琉聖さんは毎日美味しいものばかり食べているんですか?」 「ふつー」 「…ふつーのレベチってことは?」 「うん?一緒じゃないかな…お茶漬けもそうめんも食べるし、もやし炒めとか作るけど?」 「同じ系統のふつーだ…」 「料理する?」 「そのレベルで…はい」 「一番最近作ったのは何?」 「えーっ…あっ、オムライスで…残っていたミニトマトまで入れるという適当な物…」 また余計な一文を付け加えてしまったじゃないか…琉聖さんは不思議だ… 「ミニトマトを具にした?ソース?」 「具。ミニトマトを4つに切って、鶏と玉ねぎとピーマンとでケチャップライスにしたから…いろいろとゴロゴロとしたオムライス」 「いいね。ケチャップ味ってちょっと甘く感じるからミニトマトがちょうどよかったんじゃないか?今度やってみるよ」 ぇええぇぇ…プロにレシピを伝授してしまった?
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