4086人が本棚に入れています
本棚に追加
お昼は炊き込みご飯、夜はすき焼きを5人揃って食べた。私が一人で食べないようなメニューをいつも母が用意してくれる。
「メグ、体力あるよな」
「よく食べて、よく動く子だからね」
ナツ兄に母が応えるが本当にその通りだと思う。
「今日お肉食べたから、また元気」
「明日が休みで泊まれて良かったな」
「うん、お父さん。明日、小百合に会ってから帰る」
「小百合ちゃん、先週見たらめっちゃ腹重そうに歩いてた」
「もう臨月だからね」
すぐ近所の幼なじみ同級生の小百合が出産のために里帰りしているので、会う約束をしている。
大学生の時から始めた一人暮らしだけれど、こんな感じで家族や友達との距離が変わらないから寂しくないし、安心して一人でも暮らしていけてると思う。
夜、自分の部屋で充電しておこうと出したスマホに琉聖さんからの返信がきている。私が送った1時間後くらいにきていたようだけど、今はもう22時。
‘おはよう、メグ。気に入ってもらえて良かった。朝、早いんだな。ベーカリー？’
‘今日は実家で収穫とか出荷を一日してました’
琉聖さんの返信から14時間ほど経っての返信だけどいいよね。母が干しておいてくれたか、この時期だから布団乾燥機に入れてくれたであろう、ふわふわの布団に寝転んで大きく伸びをした…うぅーん…気持ちいい。
最初のコメントを投稿しよう！