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混乱…甘い囁きと異次元イケメンの熱い懇願…混乱以外には溶けるだけ…
「どぅ…ぞ…?」
「伝えていい?」
「…もう言った…んじゃ…」
「まだ何も…伝えていいか聞いただけ。それに…言葉だけで伝えきれない」
「……琉聖…さん…」
すでに大混乱中だけど…とりあえずの反応は彼の名前で何とかなっているはず。
「ほら…今も可愛いだろ?」
そう言った彼の唇が私の耳に触れる…ダメだ…左耳の機能停止…
「いい匂い…本能的に惹かれるものは正しいよな、メグ」
ダメだ…左脳も機能停止…
「メグが可愛く…いい匂いで俺を誘うんだ。大きな口で美味しく食べたかと思えば…テレて小さく動く唇もたまらなく好き」
脳機能全停止…
「食べたい唇だね、メグ」
彼の唇から一番離れた右耳から甘い囁きを取り込んだ時には
「ダメ…だ…溶けちゃ…ぅ…」
止まりかけた呼吸と音を吐き出した。
「俺が溶かした?」
コクン…
「もっと…熱く…二人で一緒に溶ける?」
じゅわぁ…ぁ…脱力感に襲われた私を琉聖さんがぎゅっと強く抱きしめた。
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