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「これでいいか?」
ソファーの横には昨日畳んで積み重ねたままだった洗濯物があった。
「昨日寝ちゃって…今朝は早番だったから…」
と片付けられていない言い訳をする私に
「すぐ使う物はいいんじゃないか?」
そう言いながら手にしていたTシャツを頭から被せる。そしてバスタオルを取るとTシャツとお揃いの膝丈ハーフパンツを広げて
「さすがに下着いるか?」
と洗濯物の中から白いショーツを手にした。
「りゅっ…せ…さんっ、ご自分で可能、可能っ」
「絶対安静ってトイレ以外はじっと動かないんだぞ?ん、足…デコピタに気をつけて通すな…ん…」
恥ずかし…何度か彼に脱がされたことのあるショーツだけれど、履かせてもらうっていう行為は初めてで、恥ずかしくて…それでもじゅわぁを思い出して…メグチャン、イツカラえっちぃコに…ナッタノ?
「どうした?」
「どうも…全く、全然、何にも何ともしてないよっ」
「可愛い全力否定だな…肌をピンクにさせて…いい匂いさせて」
バレてる?でも、チュッ…膝にキスをした琉聖さんはハーフパンツも私に履かせると
「よし、メグ…すぐに聞いてやれなくてごめんな…」
と言いながらローソファーに座って私を膝と腕で包むように座ると
「何があった?言えることから聞かせて」
私のタオルドライしただけの髪をそっと撫でた。
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