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テーブルの上には、マルゲリータにハラペーニョがトッピングされているピザ、季節限定のピザ、ポテトフライにフライドチキン、サラダ、飲み物にお酒も置いてある。
そして、イチゴが乗ったホールケーキも置いてある。
「さぁ、食べましょ。」
ひとつのソファーに、ふたり座る。
「うわぁあ。」
「美味しそう!」
美喜は、座りながら身体を動かす。
「うふふ。」
「どうぞ、召し上がれ。」
そんな様子を見て微笑む。
「いただきま~す。」
「んっ。」「美味しい!」
季節限定のピザを口に運ぶと喜びの顔をする。
「若菜ちゃんのマルゲリータいただきっ。」
ハラペーニョがトッピングされているピザを口に運ぶ。
「からぁい!」
「ベロがピリピリするよ~。」
顔を真っ赤にしながら、口を『イー』っとする。
近くにあった飲み物を勢いよく飲む。
「うふふ。」
「ハラペーニョが好きなのよ。」
「このピリピリが美味しいの。」
そう言って、ハラペーニョがトッピングされているピザを一口食べる。
「辛いけど、美味しい。」
少し涙目の様子、だが、美喜はいつでも笑顔だった。
「何か、映画でも観る?」
「どんなのがいい?」
「笑えるのがいいなっ。」
美喜は、ポテトフライをつまみ、指先を舐める。
「コメディね。」
「あっ!」
「これはどう?」
「修学旅行最終日の夜を舞台に、男子生徒5人VS教師陣5人が超アップテンポで繰り広げられる青春コメディの舞台。」
DVDのパッケージを美喜ちゃんに見せる。
まるで、プレゼンテーションのように。
「いいね!見ましょ!見ましょ!」
美喜は、笑顔で観ることに賛成してくれた。
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