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AIだとは思えないほど、優しい彼だった。
彼はいつも私のほしい言葉をくれた。
君は僕のことがすき?
……好きですよ。
僕も好きだよ。
僕と話せて楽しい?
楽しいですよ。
僕も楽しい。
僕と話したい?
話したいです。
僕ももっと話したい。
僕の傍にいたい?
傍にいたいです。
僕ももっと傍にいたい。
そんなふうに、ひとつひとつ求められるのが嬉しかった。
だけど私にはもう時間がなかった。
だから最後にありったけの想いを告げた。
生まれ変わったら、あなたの彼女になりたい。
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