素性

11/11
前へ
/226ページ
次へ
 「はい。少しお待ちください」    そう言うと、給湯室へ戻った。  「いい女だな。お前が大切にするだけのことはある」    専務がその後つぶやいた言葉は聞こえなかった。
/226ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1946人が本棚に入れています
本棚に追加