0人が本棚に入れています
本棚に追加
あなたたちは私を置き去りにする
するすると淡く溶けてゆく
孤独には慣れたはずだとばかり思っていた
けど勘違いみたい
どうしようもなく喉が渇いた
周りには飲む物がこれっぽっちもない
あの人たちは私を見殺しにする気か
歩けど歩けど
黄色い砂ばかり
生まれたての太陽はそんな私を嘲笑う
まるで学校の頃に受けたいじめみたい
無性に気持ち悪い
吐き気がもよおす
ヒリヒリピリピリと
喉は焼ける
喉元に手を当てきつく締める
なにも死のうとしてる訳じゃない
痒みと痛みを紛らわす為
手に不思議と力が更に入る
これは私の意志じゃない
本能いや快楽におぼれたい衝動
..なるほど
これが成れの果てってやつか
最初のコメントを投稿しよう!