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続き
「はっ…あ、雪、坂っ…あっ、も、やめ…」
次第に手で擦るスピードが早くなっていき俺は体をビクビクさせる。
(やばいっ!出、出る)
「くっ…!ぁあ!」
刺激に耐えきれずに俺は体を震わせ射精してしまった。下着の中にドロっとした生温かい液体が広がり気持ち悪い。
「はあっ、はっ……」
「もうイったの?早いな」
射精した余韻に浸り荒い息を整えていると、面白そうにそんな事を言われはっとする。
「ち、ちがっ!」
「なにが違うんだよ。今気持ちよさそうな声出してイッてただろうが、それで下着ん中に沢山出して」
「うう…」
出したばかりのソレを確かめるようにズボン越しに撫でられ、恥ずかしさのあまり涙目になる。こんな顔を見られたくなくて俺は顔を俯かせた。
「なあ、顔見せろよ」
「……」
耳元でそんな事を言われビクッと体を震わせつつも見られないようにする。しばらくその状態でいれば、雪坂に再び耳を舐められた。
「あ…、やっ、ああ」
なんだろ、変な声出しちまうし、頭ん中変。グイっと指で顎を持ち上げられ顔を上げさせられ、至近距離の雪坂と目があった。目が潤んでるせいか視界がぼやけはっきりと見えない
「っ、お前ほんと可愛い」
余裕なさそうな声で雪坂が言った直後、噛みつくようなキスをされたーー。
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どれくらい経っただろう。下半身からグチュ、グチュと聞こえてくる卑猥な音を半分も働いていない思考で聞きながら俺は考えていた。
「…気持ちいい?」
「ん…っ、気持ちい…」
否定するよりも快感が先に勝ってしまっていて、 素直にそう答えると雪坂の嬉しそうに笑う声が聞こえた。指先や掌全体を使ってイイ所ばかり責めてこられ気持ちよすぎて仕方ない。もう何度も愛撫され射精しまくったせいか下着ん中がぐちゃぐちゃだ。
「はっ…、ああっ」
「また硬くなってきてる」
再び硬くなった俺のモノを下着の中で面白そうに弄られ俺は快感に顔を歪めた。グチュグチュと音を立てながら段々擦るスピードを早められるにつれ、絶頂へと追いつめられていく。
「イけよ、高瀬」
「あっ、いや…だっ…!」
「なんで。出さねえと辛えだろ、それ」
「んっ…!」
そりゃ、出さないと辛いもんは辛いけど、でも。激しい愛撫に俺は出すのを必死に我慢しながら答える。
「っ、俺ばっかイクの、嫌、だ…」
「……」
「それに…さっきから、その…雪坂のソレ当たってるし。雪坂も出さないと辛くない…?」
雪坂の愛撫する手が止まり、暫し沈黙が続く。寸止めされむず痒い感覚に陥るが、俺は熱に浮かされた頭でチラッと雪坂のそれを眺めた。
(キツそう…)
雪坂の中心はズボンの中で窮屈そうになっていて、俺の今までの痴態を見て興奮したのか…と恥ずかしい気持ちになる。てか、雪坂俺のどこに興奮したんだ…?
「…俺が抜こうか」
ぽつりと雪坂に呟くと雪坂は一瞬驚いたように目を瞬かせたがすぐに悪戯っぽく笑った。
「いや、大丈夫。それより…」
「え…?っん!は、ぁあ!」
雪坂の愛撫が再開し俺は戸惑いながらも声を
出してしまう。
「お前は今ソレ出すことだけ考えな」
「や、ああっ…!激し…」
「イケよ。高瀬」
「んっ…!あああ!」
激しく擦られ呆気なく俺はイッてしまい、再び下着の中に欲を吐き出した。はあ、はあと荒い息をしながら俺はぐったりと雪坂にもたれかかる。…もうこれ以上ムリ、出せない。
「…俺は高瀬ん中で出したい」
「……え」
雪坂がやっと俺の下着の中から手を出し静かに話した。あー、下着んなかほんと気持ち悪いし脱ぎたい…そう思いながら俺は今雪坂が言った言葉について考える。
「え、それってつまり…」
「セックスしたい」
「っ!セッ…」
雪坂の言葉に驚愕する。てかセックスて…
「仮に、するとして…、雪坂のソレを俺のどこに入れんの…」
「…尻の穴?」
「マジか」
俺はチラッと雪坂の中心で窮屈そうにしてるものを眺めた。デカくない…?あんなの絶対尻穴に入んねえだろ。
「いや、無理。絶対あんなの入れたら裂ける」
「大丈夫だ」
「いや、大丈夫ではないだろ…」
しばらくそんなやり取りが続く。不意に雪坂がぎゅっと俺を抱きしめてきた。
「俺は高瀬とセックスがしたい。だめか…?」
切なげに言われ俺は胸がぎゅっとする。うーん…。雪坂のモノを俺の…尻?いやいやいや、あんなん入れられたら死ぬって。でも、
(もし入れられて、中を擦られたら気持ちいい、の…か?)
雪坂とのその行為を想像してしまい興奮し息をのんだ。
「雪坂、あのさ」
「……」
「俺も…、してみたい、かも。セックス」
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